February 2006 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

June 01, 2004

バンテージポイント

若者はバンテージポイント(有利な場所)でキャリアを磨け
非常に良いことが書いてあったので。

いつも見ているblog(この日記のシステムと同じもの)で非常にいいことが書いてあった
のではっつけときます。

もちろん、この文章を書いている人は知りません。とはいっても、知り合いの東大院生の人はこの人と一緒にシリコンバレーで仕事をしたことがあるらしい。

この人(梅田望夫さん)は非常に頭がよいと思われます。文章は常に示唆に富んでいます。

梅田望夫 / Mochio Umeda
ミューズ・アソシエイツ社長。パシフィカファンド共同代表。1960年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学修士。アーサー・D・リトルを経て、コンサルティング会社「ミューズ・アソシエイツ」をシリコンバレーに設立。2000年7月、外交評論家の岡本行夫氏らとベンチャーキャピタル「パシフィカファンド」を設立。


以下参照。

要約

若者はバンテージポイント(有利な場所)でキャリアを磨け

自らが「これをやる」と専門性の高いものを持ち決めている場合を除いて、働く場所で迷っているなら、世界で何が起ころうとしているのかが見える場所(a great vantage point)に行け。
(IT業界でい言えば)例Google、Apple、Yahoo、Oracle、Microsoftなど
これらの企業は「a great vantage point」((見晴らしのきく地点、よい観戦場所)である。

そういう会社で職を得れば、世界でこれから何が起ころうとしているかが皆見える。the next big thingが来たとき、そこに陣取っていれば、見ることができる。

「a great vantage point」にやって来ている人達と、同僚として出会えることも大きなメリット。
「a great vantage point」でいい仕事をして、いい出会いがあった人たちには、その後のキャリア機会が大きく開いたのである。

これは高橋俊介君が「キャリアショック」で言っていた、人材輩出企業(優れた人材をどんどん、社会に出していく)に似ている気がした。

人材輩出企業からは優秀な人材がやめて起業したり、転職したりする。すると、前例があるから新入社員はキャリアステップとしてこの人材輩出企業に入ろうとおもう。、キャリアを積んで自分も辞めて起業しようと考える。そうした場合、すでに会社を辞めた人とのコネがあったり、同僚も起業しようと思っている人が多いので助け合える。そうすると、また優秀な人材が入社してくる。こんな会社が人材輩出企業。
日本で言えば、リクルートとかソニーとかコンサル全般とかそんな感じ。

全文は以下URL
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/000977.html


[梅田望夫・英語で読むITトレンド]
若者はバンテージポイント(有利な場所)でキャリアを磨け
2004年01月30日 09:30

TrackBack (9) | Comments (0)


若い人のキャリア戦略みたいなことをよく考えているからなのだと思うが、去年夏シルバーレイク・パートナーズのRoger McNameeに会ったとき、彼が言った言葉を最近よく反芻する。RogerとはLOOP誌のインタビューのために会ったのだが、最後にした雑談の一部もテープに残っていたのだ。

「And what I really think the great thing to do is to work now for one of the companies that’s situated kind of at a crossroads, where you can see what’s going on in the world. You know, here in the Bay Area, I mean what I tell people is -- look, if you can get a job at Google, go there because that’s the hottest thing since sliced bread. But if you can’t get a job at Google, go to work at Apple, maybe go to work at Yahoo, go to work at maybe Oracle. Go to work at Microsoft up in Seattle, I think that’s a great vantage point, you can see what’s going on. The idea is to get a job where you can observe how the world is developing so that when the next big thing comes along, you’ll be in a position to see it.」
これが、「Rogerだったら今、若い人たちにどういうキャリア・アドバイスをする? 」と尋ねたときの彼の答え。


見晴らしの良い場所に行け

世界で何が起ころうとしているのかが見える場所に行け。シリコンバレーなら、まずはGoogle。GoogleがダメだったらApple。いやYahooかな。Oracleだっていい。シアトルならMicrosoftだな。こういうところは皆、「a great vantage point」((見晴らしのきく地点、よい観戦場所)なんだ。そういう会社で職を得れば、世界でこれから何が起ころうとしているかが皆見える。the next big thingが来たとき、そこに陣取っていれば、見ることができる。

これは本当に実感のこもったいい言葉だ。短いながら、真実をついている。

「自分はどうしてもこれをやるんだ」という専門に対する強い意志がある人の場合は別だが、そのあたりが曖昧で迷っている人には、「a great vantage point」を求めて職を得よ、というのは素晴らしいアドバイスだと思う。

もちろんそこでは何が起こっているかが見える。それは大切だ。でもそれに加えて、Rogerは言っていないけれど、同じく「a great vantage point」にやって来ている人達と、同僚として出会えることも大きい。


バイオビジネスのバンテージポイント

以前にも少しご紹介したことのあるフォーサイト誌連載のインタビュー・エッセイ「狩猟民族型ビジネスマンの戦いの日々 (上) (下)」では、シリコンバレーのベンチャー・キャピタリストである金子恭規さんについて書いたのだが、彼はスタンフォードのビジネススクールを出たあと、バイオベンチャーの草分けであるジェネンテックに入った。

「「やって失敗するリスクより、やらないリスクの方が大きい。そんな基本方針で皆、動いていました。会社は朝からどんちゃん騒ぎ。好き勝手、皆がやっていて、すごい活気でした。一九八〇年に株式公開し、全世界のメディアの注目を一身に集めるようになって、浮かれたような雰囲気も確かにあった。でも一方で、世界とガンガン競争して新しい蛋白を作っていた。サウス・サンフランシスコにオフィスがありましたが、サンフランシスコ空港を経由する世界中の有名な科学者は皆、ジェネンテックに立ち寄っていきました。大学より先進的なセミナーも毎日のように開かれていた。そしていい仕事をすれば株価が上がる。サイエンスの質とビジネス・アクティビティの質、その両方が最高でしたね」
「二十代後半から三十代前半でしたからね、そりゃあ毎日、楽しくて仕方なかった」と述懐する金子は、成長ホルモン・プロジェクトのリーダーとして、月に一度は欧州か日本に出張する生活を続けた。ジェネンテックも順調に成長し、金子が入社したとき四十人だった社員が、たった六年で千四百人にまで膨れ上がった。」(「上」より)
これがジェネンテックについて書いた部分の引用だが、ここ数年のGoogleと同じような世界。ジェネンテックは、まさに80年代前半のバイオテクノロジー世界における「a great vantage point」だったのである。そして金子さんにとっての最大の転機も、ジェネンテック時代の元同僚からの誘いによってもたらされる。

「デビッド・ゴッデル。バイオベンチャーの草分け・ジェネンテック創業期からの科学者で、天才の名を恣《ほしいまま》にしていた男。このゴッデルが二人の科学者、スティーブン・マックナイト(現・テキサス大サウスウェスタンメディカルセンター教授バイオケミストリー部門長)、ロバート・ティジャン(現・カリフォルニア大学バークレイ校教授)とチームを組んで、一九九一年に創業したのがテュラリック。そのテュラリックに「最初のビジネスマンとして来ないか?」という誘いが、ゴッデルから金子にかかってきた電話の用件だったのである。テュラリックは「制癌剤や糖尿病治療薬といった巨大市場をターゲットとした超一流の製薬会社をゼロから作る」というビジョンを持ち、当時のバイオベンチャーの中でも特に野心的だった。「創業者の三人とは本当にケミストリーが合いましたね。生涯のいい友達になりました。こんな出会いは一生に一度でしょうね。」」(「下」より)
「a great vantage point」での人との出会いは、本当に重要なのである。旬の時代のジェネンテック、インテル、アップル、オラクル、シリコン・グラフィックスといった会社で、いい仕事をして、いい出会いがあった人たちには、その後のキャリア機会が大きく開いたのである。

若い人のキャリア戦略のことを考えて、Rogerの「a great vantage point」という言葉や、その中でGoogleやAppleって言っていたなぁと思い出し、「a great vantage point」から金子さんのジェネンテックを思い出し、という具合だったので、こんなことを今日は書いている。


アップル、グーグル、ヤフーのポジションから見えるもの

たとえばAppleについてだったら、この間ご紹介したジョブズのインタビューに加えて、CNET News.com「iPod may define new era of open strategy」、ビジネスウィーク誌最新号のカバーストーリー「Show Time!」、あたりを読むと、iTunesとiPodで、音楽業界に、コンテンツ業界に、革命的変化をもたらそうとしつつ、コモディティ時代のハードウェア事業を再定義しようとしているAppleの姿を通して、「a great vantage point」というのがどういうことかよくわかると思う。

Googleについてはいつも何かと書いているので今日は省略するが、最新ニュースによれば、e-mailスペースにもSocial Networkingにも触手を伸ばそうとしているわけだし、Yahooだって研究開発機能を強化してGoogleを猛追する。もう少し広く「検索エンジン」世界まで含めてもいいかもしれない。そうだとすれば、たまたま見つけたこのサイト(ユーザ・インタフェースも凝っていて面白い)のチャートに出てくるようなところは皆、ある種の「vantage point」と言える。こういう最先端の世界を外から見ているのと、中で経験するのとでは大違い。見えるものが違い、日々の濃度がぜんぜん違うから、その中で皆、知らず知らずのうちに成長することができる。

むろんRogerの言葉はIT産業を目指すアメリカ人に向けて語られた言葉であるから、日本にはまた違った「a great vantage point」があり、それぞれの専門に応じて異なった「a great vantage point」があると思う。僕の場合は、1988年に入った米国の経営コンサルティング会社が、「a great vantage point」というほどではなかったかもしれないが、ある種の「vantage point」ではあった。だから色々な新しいものが見えたし、仕事を通してたくさんの人に出会えた。自分の将来の方向性も、試行錯誤しながら固めていくことができたし、シリコンバレーにも来ることができた。だからこそ会社勤めなど性に合わない自分が、十年も勤めることができたんだなぁと思う。その「vantage point」での十年がなかったら、今の自分はなかったろうとも思う。

キャリア構築に悩む方は、ぜひ「a great vantage point」という視点で、キャリアについて考えてみることをお勧めしておきたい。


コメント

Best site!

Posted by: online casino at February 17, 2006 10:05 AM

great site!

Posted by: mature hardcore at February 21, 2006 10:06 AM

ill be back!

Posted by: nude older women at February 21, 2006 10:06 AM

good site!

Posted by: old sluts at February 21, 2006 10:07 AM

very cool site!

Posted by: mature sex pictures at February 21, 2006 10:08 AM

cool site!

Posted by: old sluts at February 21, 2006 10:11 AM

Great site!

Posted by: mature nudes at February 21, 2006 10:21 AM
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?