心の移動時間。地理的な移動時間

飛行機や新幹線などの交通機関が発達して、
地理的にはとても遠い場所へ短時間で行くことが出来る。
でも、そんな高速で移動している時には周囲の景色の移り変わりは何も見えない。
どんな風に変化していくかなんて見えないし理解できない。
どんな花が咲いているか、どんな建物があるか、どんな人が住んでいるか。

人間が、人力で動くスピード、
すなわち歩くか走る速さであれば、
その景色の移り変わりが見られるし認識できる。
人間の肉体はそういう風にできている。
自分のできる範囲のことを認識できて、
コントロールできるように。

それと同様に、
旅をしているときに流れる時間の流れがある。
日常とは異なった経験をして、
普段よりも強い感情や新しい感情が沸き上がり、
いつも考えないようなことに考えが及ぶ。
そんなことをしていた旅の時間から、
飛行機や新幹線であっという間に日本での生活に戻される。

地理的には日本に戻ってきたけど、
心は旅先にいたままで日本までまだ帰ってきていない。
心は太平洋上を船でぷかぷかと移動しているかもしれない。

移動手段が早くなったおかげで、
心が動いて行く速さを遥かに交通手段の移動速度が越えてしまった。

ただ、そんなことを南米を旅して感じ、
東京から岐阜を目指して歩きつづけたことによって、
距離と移動速度と旅心を上手く調整できるようになった。

もちろん、飛行機や新幹線も使うけれど、このことは忘れずにいたいと思う。

送信者 八重山2008

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ちうことで、エクアドルは気をつけて楽しんで2年間いって来てくださいな。
いつも思うけど、その行動力はかっこいいです。
せっかくなんで、南米に遊びに行ってコトパクシにでも登って、ベネスエラのカナイマに行って、レンソイスとアチンスに行って、ウユニの雨期を楽しみたいな~。
そんな妄想だけ広がっております。
ま、エクアドルに行く前にまた会うと思うけどね。

送信者 小笠原

http://www.teratown.com/blog/archives/001950.html
http://www.teratown.com/blog/archives/001914.html

2 thoughts on “心の移動時間。地理的な移動時間

  1. teratownさん、こんばんは。

    これはどなたかに宛てた日記だったのかな?
    なんにしろ、心は旅先に残るまま、というのはよくわかるなあ。
    ぼくなんかいつでもそうだよ。
    ビル群が見えてくるとがっくりしちゃうもんね。
    まあ、何にでも終わりはあるものだし、
    心を現地に残したまま、という経験がないと、
    また旅に出ようなんて思わないのかもね。

  2. momomo さん

    いつも、旅先に忘れ物をしてしまいます。
    体だけ戻って来ても、もぬけの殻のような。
    長い度はそれが顕著で。

    でも、心を残して来ないと、
    また旅に出ないと言うのは、とてもしっくりきました。
    だから、また旅に出てしまうんですね。

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