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December 01, 2004

人の心

田町駅で人が倒れていた。

僕は気になったが、その人がおっさんで、あまり清潔な服装をしていなかった。そんでもって夜だったから、酔っ払っているのだと思った。でも、気になった。

そして、足をちょっと止めた。しかし、声をかけなかった。すると、横を通ったおっさんが声をかけた。僕はつられて近寄った。倒れていた人は胸元からカードを出した。そこにはミトコンドリアなんちゃら病と書かれていた。彼は特殊な病気だったのだ。そして、僕は救急車を近くの人にお願いして、駅員を呼びに言った。

そして、救急車は来たわけだ。救急車が来るまでおばちゃんとかが来て、大丈夫とか何度も言っていた。大丈夫じゃないから倒れているのだと僕はムカついた。

しかし、僕の方がもっとダメな奴だ。僕は自分が情けなかった。見ても立ち止まるだけだった。一番初めに声をかけなかった。こういう特殊な病気の人は一秒でも早い治療が必要なはずである。その1秒を彼から僕は奪ったのだ。

自分が情けない。口だけな自分が情けない。

僕も、人に助けられて生きている。それなのに。。ネパールのがけ崩れでも、まってくれた時うれしかった。本当にうれしかった。この時も、そして今回も、助けてくれたおっさんは、しみったれたようなおっさんだった。こういう言い方をしたらひどいが、そうんな人だった。こういう人の方が温かみがあるのであろうか。

コメント

There are two ways of constructing a software design; one way is to make it so simple that there are obviously no deficiencies, and the other way is to make it so complicated that there are no obvious deficiencies. The first method is far more difficult.

Posted by: debt consolidation at June 12, 2005 05:29 PM
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