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January 16, 2005

岩と向き会う漢

情熱大陸で小山田 大さんについてやっていた。プロのクライマー。

あの平山ユージさんもほめてたよ。

このお方、本物ですは。すごい。楽しそう。やっぱ、極める人は、自分の軸があるなぁ。それにしたがっている。ただただ、そのものに向かっている。邪念なんてものは無いんだろう。

すごい日本人はたくさんいるな。このお方も28歳。いやーすごい。

以下メモ

強いほうが自由な気がする、
上に誰書いたり、ごちゃごちゃした中にいるといやなのだ。
宇宙一になりたい。

ボルダリング(自然の岩を道具(命綱)なしで登る。上る前に、ルート設計も自分で行う)
岩から両手両足を離して、飛ぶ。
5mmのところに手をかけて上る。まじ最強。

テレビもたんすもない部屋。ホールドと言う、クライミングの練習のでこぼこしかない。食べる、上る、寝る。筋トレはしない。汗とか根性とか好きじゃない。部活動とか苦手。スポーツマンじゃなくてクライマー。

難易度V16を去年上った。V14で世界トップクラスらしい。

かつては、賞金が出るワールドカップや世界主権に出ていた。しかし3年前に離れた。クライマーとしてより確かな存在になりたかった。コンペは、その場その場で決まりはするが、みんな上るもの。

岩は絶対一回登ったら、永久に残る。そこに誰も上らなかったら永久なんだ。ここで、名前を残したい。
コンペは水物。

楽しそうに上るから、本人が一番幸せなのがいいですから(実家の天井や壁にもホールドがある) by母親

20歳で日本一、でも喜ばなかった。かっこ悪いですよ、日本一なんて。チョロイですよ。国境なんてないのに、日本と言う枠を持ってくるのは卑怯。


7人のチームスタッフと、一軒家を借り切ってフランスで2ヶ月の合宿。

トポという岩場のガイドブックに心が踊る。登れるものはとにかく登る。宿の壁にも天井にも。フォンテーヌブロー@フランス

面白い岩があったが、湿気っていた。いくら上りたくても、危険だ。ここはやめる。プロだな。ちゃんと見極めて決断するのがすごい。

失敗には必ず理由がある。失敗した岩を見続ける。上るまでやらないといけない。何ヶ月も同じ岩で失敗し続けたこともあるらしい。右手中指第一間接だけで体を上げる。47回目にして成功。感想は立った一言、面白かったですよ。

クライミングなんてたいしたことじゃない、誰のためになるわけでもない、自分が楽しけりゃいい。子供の木登りと同じ。ただプロとしての意識はある、すごくて新しいことをやらないといけない。

140度、世界で9人しか成功していない岩に挑戦@スイス。世界最短記録での成功を狙っている。今のところ2002年にアメリカ人のシャーマが出した6日間。

指先からにじむ少しのあせも挑戦を妨げる。って、本当にすごい世界だな。

運命の振り子が不可能と可能の間を行き来している。時が来た。

うぉー、うぉーって登るときの体のそこから出てくる声がすごい。マジすげー。
登った、ドリームタイム敢闘。初日の練習を含め。2日で世界最速記録。

今日も名も無き岩を登っている。
まだ誰も上ったことのない岩。拍手も歓声も何もない。
己がただ懸命に生きた証が残ればいいのだ。

そして、名も泣き岩に名前がついた。

コメント

小山田 大かっこよかった。
俺もクライミングしてえ〜

Posted by: けん at February 12, 2005 02:33 PM
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