メディア芸術祭なるものが東京都写真美術館でやっていた。ここにくるのは、ロバートキャパ戦争写真家の写真展以来だと思う。
アートなるものが私には分からない。たまに、考えるが答えなんか出るはずはない。まあ、答えが出ないからこそ、考えるのである。
それはいいとして、今回展示されていたものがアートとしてすごいかといえば、それはどうか分からない。僕の感覚で言えば、すごくはないと思う。じゃあ、つまらなかったのかといえば、すごく面白かった。特に、2階にあった何点かは心がひかれた。
なぜかといえば、発想が面白い作品であったり、作者が本当にワクワクしながら作ったのが伝わってきたり、自分が触って試してみて面白かったりしたからだ。
何個もの風船をつなぎ合わせ、その風船の中に携帯と電波に反応するLEDかなんかを入れて、空へ飛ばし、みんなで風船の中にある携帯に電話をかけると、風船が色とりどりに光る。夜だったから非常に風船が映える。みんなで作っているのも面白そうだった。
水が流れ落ちて、文字がライトアップされるのは、なんとなくすきだった。それとか、カラフルな丸い点々が書いてあるセロファンが2枚あって、それが微妙に動いている奴とか。
作品には作者の思いとか、どんな気持ちで作ったか、本当に作りたくてしょうがなくて作ったかってのはなんとなーく伝わるんだよなー。
おれが好きか嫌いか、いいと思うか思わないかは賞のランクなんか関係ないなーと思った。たして好きじゃないのがいい賞だったりするんだよねー。まあ、どうでもいいんだけど。
なんか、無性に何か作りたくなった。おもしろそう。ワクワクするなー。自分の可能性に制限を持たせず、何でも本当に自由にやってみよう。