October 2005 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

May 23, 2005

今月なら携帯が3500円引きだから・・・

持ったものと持たざるものの心境の違いはすごいものだ。なんで、ここまで違うのだろうか。いったいその根本は何なのか。

「今月なら携帯が3500円引きだから・・・」
道を歩いていたら、携帯ショップの前で中学生か高校生ぐらいの少年が友達の携帯電話を借りて親に電話をしていた(と思う)

そのときの彼の顔からは切実さが伝わってきた。携帯持ったことがない彼にとってはとどうしても欲しい大きな問題なんだろう。一回持ったら解約しても、持ったことの無いときのような欲しいという感情はこみあげて来ない。不思議だ。一回持って解約したら携帯は所有していない。今までまったく所有したことがない状態と携帯を持っていないということでは同じだ。同じ状況であるが、以前に携帯を持っていたというだけで、そのときの気持ちはまったく違う。

持つ前は、夢だけ広がる。携帯があればこんな生活があるのではないか。そうしたらこんなに面白そう。それと、携帯を持ったことがないと周りから馬鹿にされる。しかし、一度もって解約したということは、持つという選択肢もとれるがあえて持っていないということを回りに知らしめることができる。自分の目で何でも確かめないと気がすまない。

こんな気持ちになるのは社会で生きている人間だからなのだろうか。しかし、このたいしたことないように思える感情が、そのときの本人にとっては最も大切なことだったりする。そんな人間の感情は不思議だ。何がそうさせているのか。人間の感情や、人間のしぐさから感じられる感情を明確な形で知りたい。

携帯だけではなく、何かほしいものを持つ前後、何かやりたいことをやる前と後でも基本的に同じかな。でも、ものに関してのほうがより近い感覚。

コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?