以前から良いと書いていた">「ビル・ゲイツ 未来を語る」をやっと読み終えた。約10年前の95年に出版された本だ。450ページ近いけっこうタフな本である。
10年前、私が小学生6年ぐらいだったと思う。そのころから日経新聞を読んでいた。当時の日経の広告欄に、このビルゲイツ未来を語るが載っていた。この本の表紙が印象的だった。一本道にビルゲイツが立っている。そんな表装。あの時、未来を語るを読みたかった。しかし、金もなかったし、こんなレベルの長い本を読めるほどの能力もなかったのだろう。簡単に言えば、この本への憧れがあったんだと思う。
そして、10年近くたって、ブックオフで100円で買い、読んだ。この本の中で10年前にビルゲイツが書いた10年後の未来がまさに今である。そんな現在を暮らしている自分。はっきり言って驚いた。冷静な未来予測、そして具体性。彼自らが作り上げた(方向付けた)部分も多いかも知れないが、これだけの能力を持った人は世界中探してもめったにいないであろう。
確かにこの本の内容はすばらしい。しかし本がすばらしいという前に、ビルゲイツという人間の偉大さを知らされた。この本を読む前は、ビルゲイツはすごいと思っていたが、正直ちょっとなめていた部分もあった。
僕がどうのこうの言うよりも読んだほうがいいと思う。特に、これからの社会を生きる人間は。
この本を読み始めるとき、最後まで読めるとは思わなかった。確かにヘビーであった。その証拠に、この本を読んでいる途中なのに、何冊か他の本読了した。僕は普通、本を読み賭けで他の本に移ると読み続けることがない。しかし、今回だけは違った、また「ビル・ゲイツ 未来を語る」に戻ってきていたのだ。
ビル・ゲイツ未来を語る | |
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是非、読んでみたいと思います。
10年後を語る人の本を10年後に読んで感動できるなんて、何てそそるお言葉でしょう。