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June 13, 2005

儲けの根幹を自らで持つということ

人の話や実体験から感じたこと。

広告代理店と飲料メーカーの例。

スーパーやコンビにで売っているペットボトルのお茶なんて全部同じようなもんだ。そりゃ、ウーロン茶と緑茶は違う。同じ種類のお茶でも多少味は違う。それは事実だ。でも、他の製品と比べると違いが少ない。絶対このお茶と決めている人も少ない。コンビニへ行きなんとなく決める人が多いのではなかろうか。そんなものがお茶である。

こんな他のお茶と違いの少ないお茶たちなんですが、ヒット商品とまったく売れずに消え去るお茶がある。この市場、毎年毎年大量のお茶が投入されほんの一部が残り、ほとんどがなくなる。この違いはなんだ?といえば商品のイメージといいますか、ブランド化といいますか、ようは広告とかパッケージ、商品名、そんなものによって売り上げが決定付けられると思うのです。

となると、飲料メーカーが売れるか売れないかの最大の決定要因を持っているのではなく、広告代理店が持っているということになる。飲料メーカーにしてみれば大きな問題です。自分の会社で儲けの根幹をコントローラぶる出ないのは経営のリスクが高すぎる。

あと、インターネット企業にも同じことが言える。インターネットのみで儲ける会社はグーグルやヤフーが儲けの根幹を握っている。ヤフーとグーグルが検索結果からあるインターネット企業を消してしまえばつぶれる会社だってたくさんある。アマゾンの結果をグーグルがのっけなかったら売り上げが下がるという話が典型だ。

儲けるための最大要因を自らの会社で持つということは安定した経営の基本であるのだなと思いました。まあ、自社以外の外部の組織や要因があるからこそ、お金を儲けることができるのも事実でありまして。これは自分の会社しかなえれば取引もできず儲けることができないということです。儲ける要因がいくつかあると思うのですが、それを分散したり、最大要因は自社でコントロール可能にしたりと。そんなことが大切なんだろうな。

ブランドとかインターネットとか金融の技術とか最先端のものはすごい売り上げに大きな影響を与えるが、何かあったら一気に崩れ去ってしまう気がします。実は昔から商売の基本といわれるようなもっと地味なことがいざとなったときに強いんだろうな。泥臭いことってやつね。たぶん、これは会社という組織にも個人にもいえるのだろう。

金融の専門家となりテクニカルな取引をしたとしよう。この業界は進化が早い。結果を出していたとしても、若くて頭の柔らかい人がどんどん頭角を表してくる。年を重ね若いときに結果を出していて、かつマネージする側にうまく移ることができればいいが、そうなれなかったら年をとり進化の激しい金融技術についていけなかったら、仕事を失ってしまうなんてこともなくなないと思う。

自らの会社で儲かるかどうかの決定要因を持つことが重要。それは他に依存(ネットワークに)しない独自のものなんだろうな。ネット意外なところにあるもの、とか。

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