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September 04, 2005

なんだろうか

別に、南米でこんなにもエントリーをする必要もないのだが、基本的にネットといえば自分のブログの更新ぐらいしかやることはない。

それに、ペンで日記を書くよりもタイピングのほうが早いからついついこっちに偏りがちである。まあ、毎日の日記も日課で書いているのだが。

なんだろう、南米というところはいい味が出ている。まず、日本人が少ないのがいい。ペルーに来て少し日本人を見たが基本的に日本人を見かけることはない。あと、田舎に行くと本当に落ち着く。これは世界中どこでもだが、海外の田舎ほどボーっと考え事をするにはいい。そこに、雄大な自然があってそこまで観光地化されていなければ僕にとっては最高の土地である。

で、南米に来て思う。なんだろう、ゾクゾクさせてくれるものについて。なんかこれが気になる。基本的にだだっ広い自然にゾクゾクすることは知っている。しかし、それ以外にもある人に会ったときにゾクゾクする時、などなどいろいろ。何に反応しているのだろう。僕の脳は。

生身の体で感じるということ

ナスカといえば地上絵。地上絵といえば大きいのでセスナから 見るというのがメジャー。しかしだしかし、近くの丘から見る ほうが実感できる。あの線のすごさを。地上絵がかかれている のと同じ地面に立ち、ずっと続くまっすぐな線を見た時は感動 した。感動したというか、ぞっと血の気が引くぐらい。

飛行機からだと全体像は見れるが、何かブラウン管を通してい
るみたい。実に迫るものがそこまでない。しかし、地上に立ち
見るとなんというか、その時に書かれた線のことが創造でき、
さらに太陽の沈む位置にまっすぐ引かれた線を見るとしょんべ
んちびりそうになった。

半端ない。地上絵は地上と丘から見るにかぎる。これだけはい
える。

なんだろうな、ナスカの地上絵を丘から見ることになった偶然
に感謝。なんと恵まれた、運のよい人間なんだろう。すべての
人に感謝して生きていこうと思えた。



アンデス山脈越えの寒さ

ナスカの町は非常によかった。何かと評判のよくない町でみん な1日で去るという。しかし、あの村の小ささと、それと関係 するかもしれないが人柄のよさ、そしてちょうど祭りだった、 それらが重なって非常に楽しめた。落ち着けた。さらに、ペル ー人と仲良くなりスペイン語の単語も少しずつマスターしてき ている。

で、夜行バスでナスカからクスコに来た。海岸沿いからアンデ
ス山脈をバスで越える。はっきりいって寒い。かなり厚着して
いたので、そこまで問題はなかったが。だって、アンデス山脈
ってあの高さですよ、それを超えるんですから。ぼろバスで。
隙間風は冷たいですよ。さらに、窓ガラスが凍ってるし。でも
、星空はきれいだったな。それはもう。たまらないくらい。

ペルーの砂漠で見た星空も、ガラパゴスに浮かぶ小さな船のデ
ッキに寝ながら見た星空。そして、これから待っている、チチ
カカ湖の島から見る星空、ウユニの星空。創造するだけですご
そう。すごいというか、なんか何もかも超越している。

まあ、クスコの町の下から見上げる逆夜景もきれいだった。

明日から、マチュピチュを攻めるために、アグアスカリエンテ
スに行き、早朝から上って誰もいない霧から見え始めるマチュ
ピチュに。

ああ、その後は一週間に4本のクスコからプーノの列車の旅で
す。すごい抑えるのが大変なチケットなので、もうチケットを
取りました。無茶苦茶青い空が待っている予定。この電車は本
当に楽しみ。世界で一番高い駅にも止まる列車。

ではでは、あと1ヶ月楽しみます。