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November 09, 2005

青春を山に賭けて

植村直己という名前はずっと前から聞いたことがあった。偉大な冒険家だと多くの人が尊敬しているのも知っていた。でも、植村さんに対するたいした知識は持っていなかった。しかし、ラパスでチャリダー3人と僕で野口健さんの話を聞いて、植村さんの「青春を山に賭けて」を読みたくなった。そして、先日買って読んだ。

いや、すごい。植村さんはすご過ぎる。突き抜けた感じがします。読んでいるだけでも、こっちが怖くなるような状況なのに、それを一人で挑戦する。想像を絶する世界なんだろう。すごいすごいと言うのは安っぽいが、とにかくそれぐらいしかいえない。僕には考えることも出来ないし、やろうとも思えないことばかりだから。


青春を山に賭けて
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starやっぱりスゴイ人だ。
star山にロマンを賭けた男、植村直己
starすべての原点、冒険へのいざない

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音楽の影響力の大きさ

歩いていると、もう歩きたくないと思う。正直弱音を吐きたくなるときもある。そうすると、歩幅も短くなり、歩くスピードも遅くなる。すると、到着するまでの時間がかかり、さらに歩くのがいやになる。でも、前に進むしか答えはない。ただただ、耐え歩くだけだ。もう、苦行の状態だ。

となりにはすごいスピードで車は走り、新幹線は通り過ぎる。トラックの運ちゃんは乗せてやろうかといってくる。そんな状況がすぐそばにあるからこそ、歩く事がつらい。ただただ、一人で歩くだけ。途中でトラックに乗せてもらおうが、たいしたことではないかもしれない。しかし、自分がそのことを許せない。ただそれだけ。だから、余計つらい。耐えるしかないのだから。

何で歩いているのだろうか?とひたすら自問自答するし。いつまでたっても、着かないような気になってくる。

そんな時に救ってくれるのが音楽だった。音楽を聴くと気がまぎれる。本当に歩くスピードも全く違ってくるし、歩く姿勢も変わる。気分が良くなって元気が良くなってくる。音楽はほかの事をやりながらでも、聞くことが出来る。それがまたイイ。音楽がくれる無限のパワーを感じた。音楽を世界中のあらゆる人が愛し、いろいろな音楽が生まれ続けるのも納得だ。知らない間にこんなにパワーをもらってるんだからね。

まあ、あと乗り切ったのは、「無」になることが出来るようになったからかな。

はじめる時のパワーと慣性の力

何かを始めるにはタイミングとかきっかけとかあるかもしれない。

歩き始めると決めるのはどんな時かとこの前聞かれたが、特に覚えていない。お店で注文を決める時ぐらいの感覚だ。まあ、それよりも強烈なコレダッって感覚になる時もあるが。

そうした時に、実際にやるかやらないか。何かを始める時に必要なパワーと続けるのに必要なパワー。

一回はじめてしまえば、続けることのほうが容易だ。運動の法則で慣性の法則があるが、あれと同じで人間もひとつの事を始めたら、行動の慣性の法則があると思う。言い方は悪いが続けるのは惰性でも出来ないこともない。

まあ、とりあえずチャレンジしてみないとなと実感しました。

悔しいという感情

なんか、歩いていて思った。

悔しいという感情。
これはパワーになる。

特に自分に対する悔しさ。
半端ないパワーになりすぎてしますこともあるのだが。

でも、自分にとって悔しいという、あの感情はすさまじいものがあると思った。