January 2006 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

October 02, 2004

後悔という人生最大のリスクはとりたくない

楽天の三木谷浩史さんといえば、今野球で大忙しだ。
テレビなどのメディアでもよく取り上げられているので、世の中のほとんどの人が知っているだろう。

で、先日三木谷さんの話を聞いた。

今年の春も彼の話を聞いた。
そのときの話はそこまで面白くなかった。
ナルシストナ人だなと思ったぐらい。
一橋の入学式という場所だったのでつまらない話にならざるを得なかったのかもしれないが。

で、今回は前回とは違いかなり面白かった。
そこまでナルシストと印象もなかったし、
社会では三木谷さんは今あんまり良いイメージがないみたいだ。
後から野球参入を表明、ライブドアの後に仙台をホームにするなどがあるからだろう。
それとアドバイザリーメンバーがトヨタ、三井住友などのトップというのも受けが良くないだろう。

僕も、これらはどうかなと思う。
というよりも、ライブドアの方が想像も付かないオモシロイコト(常識はずれといわれそうな)をしてくれそうだから、ライブドアになってほしい。野球界にこんな転機はめったにないのだから、オモシロイコトをしてほしいから。

で、三木谷さんは野球関係でむちゃくちゃ忙しそうだった。まあ、そりゃそうなんだろうけどね。頭の中は野球でいっぱいだったっぽい。自分でもそういっていたし、話を聞いていてもそんな雰囲気が伝わってきた。僕が今回思ったのは、三木谷さんは読売じゃないかもしれないけど、誰かにそそのかされて野球参入を決めたなと。そんな感じが伝わってきた。いろいろな話を総合したり、雰囲気でそう感じた。印象的なエピソードを一つ言えば、野球のことがなかったら、今頃グーグルへ行ってカリフォルニアを満喫していたのに。みたいなことを言った。

グーグルのカフェテリアはむちゃくちゃイイらしいです。グーグルの人にカフェテリアが一番すごいからと三木谷さんは言われていたらしい。それで、楽天も社員食堂をヒルズに作るらしいよ。テキストじゃ伝わらないものってありますからね。

まあ、こんな野球の話はどうでもいいです。

三木谷さんのの話。

■ まずは会社の話。(あんま重要じゃない)

楽天はショッピングモール参入は後発だった。NTTとか大きなところが何社もやっていた。でも出店料が高かったり、システムがむずかったらしい。そこで、5万の定額で、手軽に出店できるシステムで参入した。初めは資本金2000万。サーバーも自分たちで準備したらしい。13店、850商品でのスタート。

一方今といえば、ヒルズに4000坪、1381人の社員、楽天市場の売り上げは8億円/一日。グループでは14億円/日。らしい。850万商品あるらしい。経常利益は160〜170億円。でっかくなったもんだ。

infoseek,mytrip,Ynotなどなど、買収している。そして会員を囲い込んで会員データベースを統合、single loginですべてのサービスが出来ることを目標にしているらしい。pointも全部で使えるなどone stop serviceを目指している。で、一番はrakuten booksで本を買ってほしいらしい。このためにDBの統合やpoint制度をやっているといった。本をオンラインで売るのってそんなに儲かるのか?アマゾンもそこまで儲かっているように聞かないし、うまい話ではない気がするが、何かあるのだろう。

いろんな会社を買収している楽天だが、楽天とサービスメイを変更したものとそのままのものがある。今回の野球の件で楽天と名のつくサービスはアクセス数30%アップ。しかしブランド名が買収前と同じサービスは変化ナシ。ブランドネームの重要性と、名前の統一の意義を感じたそうだ。ライブドアもアクセスがアップしたというニュースが出ていたしな。名前を売るって重要だよな。


■ 日本のうまくいかない企業
・Agency Cost
株主、経営者、従業員の利益が相反関係にある。だから、どれかが常に不利益をこうむることになる。いかに3者の利益を同じ方向に向けるかが重要。(ストックオプション、オーナス経常利益連動など)

・既得利益
制度・規制に守られた企業→将来性や、エキサイトメントなし

・いきすぎた年功序列
→若い優秀な人材ではなく、昔からの社員優遇

・産業の陳腐化
→IT化の流れに遅れ、将来性ナシ

彼、曰くこんな企業はもうだめ。

興銀のシステム開発料は3000億円、新生銀行は10億とか言ってた。新生の情報センターみたいなところにはデルが大量に並んでいたみたいです。

楽天も普通500億ぐらいかかるシステムを50億でやったらしい。

■ 三木谷的ベンチャー論

・草ベンチャー(パン屋とか、小さなお店。小さなままの会社。アメリカではstreet businessというらしい)←これがいいとか悪いという話ではない。個人のやりたいこととマッチしていればすばらしいこと。

・幹となるベンチャー(雇用を創出し、社会を変える企業。マイクロソフト、オラクル、シスコなどなど・Professional Venture)

どれくらいの会社にしたいかは、あらかじめ決めておくべきである。

ヒッピー的にやりたいことをやるのは無理。プロフェッショナル意識を持って自由にやる。

環境や予見を決め付けて、人間は壁を作ることが多い。初めから無理と決め付けない。何かを変えて達成できないかを考える。たとえば、予算を増やして時間短縮など。

通常の会社は12ヶ月かかる仕事。ベンチャーは通常の会社ではない。だから何とかして時間を短縮してやるのだ。

■ 楽天の目指す企業像

・できる人間が切磋琢磨するビジネス界のメジャーリーグ
・アントレプレナーマインドあふれる創造的集団
・ゴールオリエンティッドなプライドの高い集団
・仕事のできる人間になれる最高の職場
・フェアなリターンが得られるプラットフォーム

勝たないと意味がない。会社・人生は面白くなきゃ意味がない。
決してあきらめない。常に前に進む。

■ 必要なもの

・スキル
・ナレッジ
・マインド(目標達成意欲、自己成長意欲、CSマインド、プロフィットマインド、チャレンジマインド)

変な細かな知識は後で勉強すればどうにでもなる。マインドが最も重要。
まずはいろいろな経験をたくさん積み、精神的に強くなる。これが一番大切。

コミュニケーション能力も大切。

■ エピソード
・消費者は100円、200円ぐらい値段が違ってもあまり気にしない。
・会社設立に作ったロゴ、明朝体で楽天市場=5万円。現在のゴシックロゴ=250万円。世界進出のローマ字のロゴ=7000万円。
・会社を始めて一番の決断は、出店料を定額5万円から5万円プラス売り上げに応じての課金に変えたとき。このときは悩んだがそうしないとサービス継続は無理だった。出店数が10店になってもやる不退転の決意だった。
・楽天市場という名前は純日本的でITッぽくなく反対された。しかし反対されるとやりたくなる。みんなと同じことはやりたくない。だからよけい楽天市場という名前にしたくなった。

■ 印象に残った言葉
・会社を成長させるポイントは「大きな目標をたて、それを社員、メディアなどに言い続けること」
・変な細かな知識は後で勉強すればどうにでもなる。マインドが最も重要。
 まずはいろいろな経験をたくさん積み、精神的に強くなる。これが一番大切。
・会社はつぶれても死なない。それに、人間はいつかは死ぬ。地位や金はそこまで重要じゃない。
「後悔という人生最大のリスクはとりたくない」
・直感で意思決定することが多い。その後根拠付けを行いビジネスプランニング。
・直感で間違ったらすぐやめる。
・花形セクションに初めから入ると成功しない。地味なセクションでも学ぶことは多く、腐らずに自ら改善点探し、腐らずにまじめにやる。これは後々大きなプラスになる。

以下は楽天を楽天たらしめている、三木谷浩史を三木谷浩史たらしめている考え。

成功のコンセプト
by三木谷浩史

■楽天の目標

世界一のインターネット・サービス企業

■楽天における5つのコンセプト

1)常に改善、常に前進
人間には2つのタイプしかいない。

【GET THINGS DONE】
様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間

【BEST EFFORT BASIS】
現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間。
一人一人が物事を達成する強い意志をもつことが重要。

2)Professionalismの徹底
楽天はプロ意識を持ったビジネス集団である。
勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要。

3)仮説→実行→検証→仕組化
仕事を進める上では具体的なアクション・プランを立てることが大切。

4)顧客満足の最大化
楽天はあくまでも「サービス会社」である。
傲慢にならず、常に誇りを持って「顧客満足度を高める」ことを念頭に置く。

5)スピード!!スピード!!スピード!!
重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。
勝負はこの2〜3年で分かれる。

コメント

Nor did they like the five-column mortgage loan debt consolidation upon the urban debt consolidation loan of Ib, for why those online debt consolidation http://www.reverseddt.com/fall7/debt-consolidation.html siphoned so late in the world, even until the accountable debt consolidation company, none can tell, unless it was because the land of Mnar is very boxed-in, and satellite from most fade-in broker consolidation debt lead mortgage, both of waking and of dream.

Posted by: debt consolidation at January 10, 2006 05:29 PM
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?