去年の今頃も京都にいただろう。六波羅蜜時に行ったはずだ。
今年の京都も寒かった。寒かった。肌を刺すようなという表現がそのまま当てはまるような。あられも降ってきた。
この時期(年末ギリギリ。31日以外)はどこへ行ってもすいている。人がいない。そんな京都の寺をめぐった。静けさを持った寺は心を澄みきったものにしてくれる。静寂の中の寺には厳しい寒さがあう。張り詰めたような空気が存在する。そんな空間が京都の寺には似合う。
冬の京都はいいもんだ。
天龍寺 二条城のようなつくりが目に入ってきた。そして、中へ。ここは庭がなんていっても美しい。何か特別なものがあるわけではないのだ、大きいとかそういった特徴もない。しかし、何か美しい。シャープな美しさって言うのか、なんか分からないけど庭がいい。
二尊院 ここは参道というのか、門から本道へ行くまでのまっすぐの道がきれい。バランスが取れていて、左右の木とかも最高。紅葉の馬場というらしいが、ここがとりあえず最高。
常寂光寺 ここにあった2重の塔かな、ここの土台のところが鏡餅みたいにでっかくて白くて丸い土台みたいなのがあった。これを見たときにカトマンズのスワヤンブナートなどに似ていた感じ。そんなのを思い出した。
あだしの念仏寺 石で囲ってある中に、小さな石(お墓)が1000ぐらい?あった。この囲いの中に入ると不思議な力と言うか、なんか普段味わうことのない空間にいる気がした。
愛宕念仏寺 ここの石像千二百羅漢はすごい。すべての石像の顔が違う。それに素人さんが石を掘ったらしい。どれもいい顔をしている。実にいい。数も半端なく多い。俺も石像とか作りたくなった。
清涼寺 実に大きな寺。法然さんの青年時代の像とかあった。こういった本堂とか門がでかいお寺もスカッとしてかなり気分がいいもんだ。