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August 15, 2005

帰る場所に集う仲間

東京に住む岐阜人は仲間なんだろうな。仲間と言う表現が一番ぴったり来る感じがする。なんか、みんな形状で言えば円なのだ。そして、そのふちはあいまいな部分を持ちつつ、シャープな線もある。そんな円が重なり合っている仲間なんだろうと思う。そんな仲間と、8月13,14日をフルに使って、関、美濃、郡上と回ってきた。13日朝9時に岐阜駅に集合して、関へ向かった。善光寺というお寺へ行き、戒壇巡りと言うのをやった。卍形のものはここだけらしい。真っ暗な地下の通路を歩くもの。途中鍵に触ると幸せになれるという。その後、隣の名前は忘れた俳人が晩年すんだという家に。すると、そこに昔の水うちわが。一同ビックリ。偶然な出会いの旅の始まりを予感させた。その後、関にあるうなぎ屋へ。うなぎ、鯉をのあらいを食べた。鯉は初めてかもしれない。骨がちょっと多かったが、うまかった。そんで、関はものミュージアムみたいなところに。そこには、関東と関西の分かれ目は関だという看板が。それも平成4年に決めたらしい。その強引さがたまらなくうけた。後、刀を見て刃物の切れ味のよさを目で見るだけで感じた。岐阜の関といえば刃物。世界三大刃物の町である。そこを見れたのが良かった。それから美濃和紙里の会館へ。ここは小学校低学年から知っている。資料集か何かで全国の伝統文化を紹介してあって、岐阜は美濃和紙だった。そこで、美濃和紙里の会館がのっていたんだとおもう。それをみて、僕はわしをどうやって作るのかという手紙を送った。そうしたら、丁寧に資料と返事をくれた。だから、一度行ってみたいなと思っていたのだ。なんか、ここは和紙で作ったものがたくさんおいてあった。それは、子供のおもちゃみたいなのが多かった。でも、小さい頃よりも無邪気に遊ぶ僕たちがいた。そこにはどんな背景があるのだろうか。天井から和紙の作品がいろいろ釣り下がっていた。将来は家から50メートルぐらい離れたところに、プライベート図書館と美術館、カフェ、何もない広い空間(アトリエっぽい感じ)がほしいと思っている。その夢がかなうなら、天井から美濃和紙でつくった作品をぶら下げたいと思った。

車で移動する最中も、いろいろ話した。いつもなのだが、こうやって話す何気ない会話が非常に何かのきっかけを与えてくれる。そうして、パブリックシステムへ。まずはワークショップを3つの班に分かれて行った。山と川の学校をやっているこの会社であるが、次は土地を約2年3万円で貸す事業が始まった。その戦略についてワークショップをした。それぞれの方の思いが伝わってきたもので面白かった。おなかも減りバーベキュー。郡上牛の肉とか、取れたてのおいしい野菜(トマト、きゅうり)や、明宝ハム、ビールとってもおいしかった。23時ごろかな郡上踊りへ行った。初めての郡上踊りだった。すごい人であふれかえっていた。どうやって踊るか分からなかったけど、見よう見まねで適当に踊った。周りとはだいぶ違っていたみたいだけど、一心不乱に踊った。力を入れすぎて疲れた。汗が滝のように流れ、目にしみた。でも、すごい気持ちよかった。リミッターを切って踊った感じだった。しかし、疲れるので休憩してお茶を飲んだりもした。本当に面白かったが、次の日もあるので2時に戻った。みんなシャワーを浴びていたが、3人で外で星を見ていた。僕は星とか空とか海とか太陽とかそんなものが大好きだ。永遠に近づくことができないものだからだろうか。で、12日が今年の流れ星のピークだということをネットで見ていた。そうして二人に言って3人で見ていた。すると、すぐに一つ目の流れ星が見えた。久しぶりだ。流れ星を見るのは。うれしかった。何で流れ星はうれしいのか。桜と同じはかなさなのだろうか。で、空を見上げつつけていると、途轍もない、目に焼きつくほどの大きな強い光を放った流れ星が流れた。正直何事かと思った。そして、3人で大きな声で発狂してしまったぐらいだ。死ぬまでで一番大きな流れ星だろう。それからみんなシャワーを浴びて寝た。が、僕はもう少し夜空の星と一緒にいたかったので外で寝ることにした。で、星を見ながらひと眠りしたが、危ないかなと思って、部屋に戻って寝た。翌朝、すぐ裏の川へ行った。太くて曲がったきゅうりをもらったので、3人で川できゅうりを洗って食べた。きれいな川が流れ、その水できゅうりを洗い、足を川に突っ込みながら、セミの鳴き声を聞きながら食べたきゅうりはうまかった。なんか、きゅうりのヘタをかじって、捨てるのが絵になる光景だ。喫茶店で朝食をとって、郡上町歩きをした。食品サンプルが有名だというのをはじめて知った。そして川遊びをすることに。橋から川へ飛び降りる有名なところだ。そんな時に今年から名古屋で働き始めた特攻隊長が車で到着した。夜中の3時まで仕事だったというのに、2日しか休みがないのに郡上まで来るあのパワーには脱帽だ。それから川に飛び込んだ。といっても三角岩から。三角岩は橋から飛び降りる練習の場所のようなものらしい。ここでも結構高い。傍からみているとたいして高そうではないのだが、実際に岩の上に上って、飛び込もうとすると高く感じる。恐怖と言うものが湧き上がってくる。やはり、見に迫ったもの、当事者にならないと気がつけないものがある。絶対に分からないものがあるんだと思った。口だけでえらそうなことを言っても価値がない。その経験が伴うことによってのみ重みが生まれると思う。で、飛び込んだ。飛び込んだ時に、カウントしてもらった。確かに飛びやすかった。でも、自分の意思で飛び込んでない感じもした。で、飛び込んで、飛んでいる最中の記憶がない。さらに、まわりの景色も見えなかった。川にザブーンって入ってからの記憶しか。けっこうな時間飛んでいたという時間の感覚だけはあった。なんか、不思議な感じだ。時間だけしかなくなった世界。で、2回目。もう一回飛んでいるのに、飛び降りるギリギリの岩の先へくると怖い。でも、カウントダウンなしでとんだ。自分のタイミングで飛びたいと思って。この時は、一回目よりも滞空時間が長かった感じがした。同じく2回飛んだ友達も2回目のほうが長かったといっていた。いやー、飛んだよ。飛んだ。めったにない経験だ。それから、イタリアンのランチを食べた。そして、岐阜へ。あっという間な詰まった旅だった。非常にさまざまなものが詰まっていた。とても、いい合宿?旅?だった。

BGM:帰る場所 キロロ

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