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August 17, 2005

小学校で旅の話

なんとなく小学校へ行きたくなって、小学校へ行った。僕はよく小学校へ行く。それは大学に入ってからのことだ。知っている先生がいるわけでも、友達と一緒に行くわけでもない。特に理由はないのだ。ただ、行くと自分の原点のような気がして。中学校と高校には自然と足は向かないのだ。

いつものように、小学校へ行った。校庭を歩き、平均台に座りぼーっとして、空を見上げていた。

松原辰夫さんなる用務員のそのおっさんは、64カ国に行ったことあるという旅好き。今でも、年に2,3回旅に出ているみたいだ。

そんなおっさんが、職員室の引き出しをあさり、どっかの景品でもらったような新品のボールペンとシャープペンのセットを開け、ボールペンは使うからとぼそっと言って、シャープペンをくれた。

そこで、そんな声をかけられた。「何か用ですか?」と。
僕は、「卒業した小学校で、ふらっと来ましたといった。」
そうしたら、おっさんに「何やってるの?」
僕は「東京で大学生を」
用務員のおっさん「18きっぷかね」
僕「そうです。」
おっさん「夏休み、長いんかね」
僕「8,9月です」
おっさん「アメリカでも行って来たら?」
僕「エクアドルとペルーとボリビアには日曜日から行きます」
おっさん「そうなんかね、ブラジルとアルゼンチンとチリなら行ったことあるがね」

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