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February 25, 2006

情熱大陸

情熱大陸と言う番組が大好きだ。
相当初期の頃絡み続けている。回によって人選や表現が全く違うので、いくつかのチームで交代にやっているだろうなーと思っていた。し、ブログにも書いた記憶がある。
で、先日情熱大陸のウェブがリニューアル。プロデューサーからの手紙なるブログが追加された。

今回のエントリーが好きだ。
こうやって、相手にメッセージを送ることが素敵だと思う。
相手に届かないかもしれないんだけれど。

それと、T君というディレクターの回は覚えている。紛争解決人の回にしろ、東大の助教授の話にしろ、町工場のおっさんの話にしろ。言われれば、同じテイストのような気もする。

彼はもう辞めてしまったらしいが、彼の作り出した番組、彼の視点からの人の写し方、彼の人に対する思いってのをもう一度みたいなと思った。


http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2006/02/2_24c7.html
番組の最後には、いつもスタッフロールが流れる。必ずその冒頭に「演出」としてクレジットされるのが、担当したディレクターだ。情熱大陸はひとりの人物を、ひとりのディレクターが取材する。スタッフの誰よりも、ディレクターは取材対象と多くの時間を過ごす。だから番組は、取材対象とディレクターの人間関係を映したものといえなくはない。

 T君というディレクターがいる。彼が手がけてきた人物は、バラエティに富む過去のラインナップの中でも特に色合いが変わっている。たとえば、町工場の社長。たとえば、マグロ漁師。たとえば、国際紛争解決人。世の中にこんなすごい人がいるのかと、T君にはいつも教えられる。そして、そういう人たちの胸襟を開かせるその取材力に驚かされる。別にT君が特殊な方法を用いているわけではない。洋服や髪型に頓着しないその風貌は、お世辞にも女性にモテるとはいえない。そして、これは一般的にディレクターとしては致命的なことなのだが、かなりの口下手だ。T君から番組の企画意図や構成プランを説明してもらっても、ほとんど要領を得ない。なのに、町工場の社長は彼のために、企業スパイが泣いて欲しがる門外不出の板金技術を見せてくれた。マグロ漁師はひと月の間、毎日舟に同乗を許し仕掛けの妙を披露してくれた。国際紛争解決人は緊張が続くアフガンで、拳銃を携えた軍閥たちとの交渉に同行を許してくれた。

 彼よりも編集や構成が巧みなディレクターはいる。けれど、こんなことは彼だからできた。彼しかできなかったと思う。

 常套句でいえば、取材対象のふところにうまく飛び込む、ということなのだろう。たしかにT君は人懐っこい笑顔の持ち主ではある。口下手だけど、その朴訥な語り口からは実直さが伺えたりもする。けれど、そんなことだけで、取材対象の心をつかむことはできないはずだ。 

 そう確信したのは、T君が、東京大学先端科学研究センターの福島智助教授を取材したときだ。福島先生はバリアフリー研究の第一人者で、彼自身が障害者である。9歳で視力を失い、十八歳のときに聴力を失った。全盲で全聾。いまは、何も見えない。何も聞こえない。取材交渉もインタビューも簡単にはいかない。ディレクターの言葉は、「指点字」という両手の指先を点字タイプライターに見立てた特別なコミュニケーション技術を持つ介護者を通してしか伝えるすべはない。だから、T君が人懐っこい笑顔を浮かべたところで福島先生には意味がない。そのおしゃべりの朴訥さも指点字では翻訳されない。己の存在を福島先生に認識してもらい、やりたいことを分かってもらう困難さは、考えただけで気が遠くなる。でも、福島先生は彼のことを信用してくれた。信頼してくれた。そして、ほとんど受けたことがないというテレビ番組の取材を受けてくれた。

 T君はこういった。
「福島先生が立ち向かっている困難に比べれば、どんな苦労もたかがしれてます」

 取材テープに、福島先生のマンションの前で帰宅を待つシーンが写っていた。道を歩いている福島先生夫婦。途中、奥さんがT君に気づきそのことを指点字で先生に伝える。すると福島先生がT君の方に微笑みかける。 

 もう一度いうが、福島先生は目も見えないし、耳も聞こえない。だからT君の外面は知らない。顔も、声も、知らない。なのに、ちゃんとT君がわかる。もてる神経の全てを集中してT君を認識する。そして、内面しか知らない、内面だけを知っている彼の方を向き、笑みを浮かべる。

 とても不思議だった。とても嬉しかった。こういう人と人の人間関係がそのまま番組になっているということが。


 いま、T君はアメリカにいる。日本を離れ、そしてテレビの世界からも離れてしまった。理由は聞いていない。聞いても、口下手の彼はうまく説明してくれなかったと思う。

 元気ですか、T君。いま、どうしていますか、高橋伸征くん。

 また、いつか。そして、きっと、また。

チベット自治区州都ラサ

シーニンという以前エントリーした町から、48時間程度移動しっぱなしでチベット自治区の州都ラサに着きましたとさ。

シーニンから夜行電車でゴルムドへ15時間。それから33時間ほど1200kmを移動。標高6000メートル弱を通るので高山病になる。寝ると症状がさらに重くなるからということで徹夜。

標高が高くて冬で空気が澄んでいる、かつ周囲数百キロに灯りはまったく無い。ってことで、星が輝いていました。あんなに澄んだ色のした無数を見たのは初めてで、感動しっぱなし。星の輝きの透明度が違った気がする。本当に輝く色が済んでいてきれい。それと、周囲に何も無いので360度パノラマ。オリオン座が移動するのがわかった。星の数はガラパゴスの次ぐらいな気がした。

ラサはあまりおもろくないので、西を目指します。
しかし、高度に慣らすため、ラサ(富士山ぐらいの高さ)で高度順応してから、とりあえずエベレストベースキャンプを攻めます。エベレストなんか上れるはず無いけど、そこからはチョモランマが見えるらしい。

冬のチョモランマは美しいようだ。

February 20, 2006

Xi ning

I am in Xi ning(Shi-nin).

Xi ning is west city. I came here ,because I wanted to go
to Seikai lake which is the biggest lake in China,

But now is winter so there is no bus, train and tour.
I am very very sad. But I have one way to go there, it is
taxi... too expensive for me. So I can not go.

Maybe I walk around this city tomorrow. And the day after
tomorrow I will go to Ge er mu(Gorumudo) by night train

PS Chinese people is very kind for me, so I was very
surprosed.

Bye



February 15, 2006

では、行ってきます

テレビのない生活。
あまりテレビは見ないが、ないと寂しいものである。

寝る時に、つけていた。
電気を消しても少し明るいので、行灯代わりになった。
音がしたほうが眠りやすかった。

寝つきは早いほうだが、静かで暗いところは真っ暗な風呂と同じで考え事をするにはちょうど良く、考え事をし始めるととまらない。

何もない部屋は、声が響く。ボイストレーニングでもしているかのようだ。

昨日と今日はポカポカしている。そんな日々だ。

そういえば、握手をしたら昨日手がでかいといわれた。
初めて言われたと思う。たぶん、指が太いからな気がする。
自分では気がつかないことは面白い。

昨日も楽しかった。6時間話していたのに、3時間ぐらいの感覚だった。
バラバラのことをやっている友達との話は面白い。

日本が嫌で海外へ旅する人もいるみたいだが、
俺は日本の生活が好きだ。大好きだ。
この国で生まれて、この国で育って、この国が染み付いている。
でも、他のものも見たい興味がある。
すなわち、どっちも好き。

関連性のないことをつらつら書いてみた。

ということで、行ってきます。

February 14, 2006

いろいろ片付いた

部屋の片付けもめどがついた。ここに住み始めた日々のことを思い出す。

この町に引っ越してきた時は、全く知らない町だった。東京でありながら、全く行くことのないエリアだった。だから、近くに友達もいない町だった。住み始めて2年。いつの間にか友達が近くにいるようになっていた。不思議な話だ。

この近くの大学に通っている友達、もともと住んでいて後から知り合った友達、後から引っ越してきた友達。いつの間にかそんな友達に囲まれた町になっていた。住めば都とはこのことかな。

住むということは蓄積することなんだと、この片づけを通して思った。知らぬ間に部屋にたまっていくもの。いろな日々や思い出。そして、友達。

住むということも、生きていくことも、旅することも、ある一つの時間軸に沿って移動していくことなんだということに変わりないのだが。

そして、大学生と言う時間も一つの時間軸として過ぎ去り終わりを迎えたのだ。また、新たな軸を歩み始めよう。その前に、一休みになるか知らないが、旅に出かけるとしよう。

どんな旅の時間軸が待っているのだろうか。ワクワクする。

では、コレが旅の前最後のエントリーになるかもしれません。

February 09, 2006

最後の大学

昨日、たぶん最後の大学に行ってきました。
たぶん、人生の20分の1ぐらいの所属の欲求を満たしてくれた存在。

優秀な生徒ではなかったけど、大学と言うものには大変感謝しています。
あの大学というものに所属していたからこそ、こんなに楽しい学生生活だったのだと思う。
最後は自分次第だという考えだけど、影響はあるもので感謝。

それに、4年間大学に通わせてくれた親に、本当に感謝。
大学の友達、それ以外の友達に本当に感謝してます。
ありがとう。
周りの人に支えてもらって、やっとヨチヨチ歩いていけるんだと本当に思っています。
これからも、突然でも、定期的にでも連絡なんていただけたらとってもうれしいです。


引越しというか、近くの倉庫に荷物をぶち込んで、2月16日から3月19日まで中国に行きます。
北京イン上海アウトです。シルクロード方面とチベットがメインです。
楽しんできます。


NTTドコモからPHSにメールを送っていただいても、送信不可でエラーが届いているようです。
大変申し訳ございません。
PHSのメアドは変えていませんので、少し時間がたてば送信できるようになると思います。

すいません

最近多いのですが、PHSのメールがどうも調子悪いみたいです。

送っていただいても、なぜか送れなかったり。
俺が送っても届くのが遅すぎたり。

どうもすいません。

携帯に送っていただくか、PCメール(このブログの左上の写真の下にアドレスあります)か、SNS経由で送っていただけると大変うれしいです。

お願いします。

February 07, 2006

偶然に価値を感じる人間なんだろう

偶然。必然。

「偶然」というものに価値を感じる人間なんだろうと思う。
偶然何かが起こったこと、これには何物にも変えがたいものであって、だから、その不思議な運命と言うようなものを感じる。偶然に起こったこと、広義で言えば何らかの事象が発生したことがすごいことなんだと感じて、生きるうえで軸となりえると思っているふしがある。

偶然ってことは、自分であらかじめ考えていたり、想定しなかったことが起こること。

そんなことって、ステキなことだと思う。
偶然、途轍もなくワクワクすることに出会うこと。
作ろうと思って努力しても作れないこと。
脳がそう感じる。

面白い。

そんな偶然が好きだ。

「偶然と人」これが、まったりとした幸せのキーワードだと思う。

February 06, 2006

ターゲットを絞ることによって、ターゲットが広がる

ターゲットを絞ることによって、実質的なターゲットが広がるのではないかと感じた。すべてに当てはまらないかもしれないが。

ターゲットを絞って、そこにあったものを作る。その時にそのターゲットで見えてきたものが、実は万人の心に共通していたりして、ターゲットが広がったり。ターゲットを絞ることによって、エッジがきいてきておしゃれというような認識を一般で持たれたりするような気がする。

そんなことを感じた。

ヤンキース松井

コントロール可能なことだけを気にする
コントロール可能じゃないことを気にしても仕方ない

経験して記憶して次にいかす

リラックスしたときのルーチン動作を決めておく
毎回その動作をして落ち着ける。

自分がこうしたいという目標をもつ
自分の試合のビデオをチェック、一般人だと日記資料を読み返す
自分が最高のパフォーマンスをだす方法をしる

February 03, 2006

3年後の自分へ

かの有名な投資家。ジョージソロスとともにファンドをやって驚異的な運用成績を出した男。

俺が自分の行動を肯定するためにこの文章を支持しているのかも知れない。でも、それ以上に、自分が旅をした時に同じようなことを感じた。だからこそ、この文章を読んだときに納得できたのだと思う。

すごいしっくりくるんだけど、そんごいしっくりこない。たぶん、成功という言葉がその理由なきがする。

ジムロジャースの著書の冒頭

世界を見よう

できる限りこの世界の現実を見ることだ。どのような仕事に就いていようと、世界を自らの目で見ることで人生の成功がより確かなものとなる。子育てにも役立つし、教師、政治家、実業家、芸術家、ジャーナリスト、商人、そう、投資家にも必要なことである。

世界を見れば、自国のこともわかるようになる。他の国を知っている者は、そうでないものよりも自国へのかなり深い理解が得られる。さらに重要なことは、各国を旅する中で、自分自身を知るという点だ。自分の強み、弱み、興味、関心がわかってくる。いずれの分野を目指しているにせよ、自分のことがわかるにつれ、成功は確かなものとなっていく。

世界各地を旅することが、時として難しいのは、言語、習慣、住環境、食物、法律などが違うことによる。それだからこそ旅は楽しいのであり、刺激的なのであり、勉強になるのである。

自国の中で行ったことのない場所を旅行するのも、海外を観光するのも楽しいことではある。しかし、本当のたびの喜びや学ぶべきことは、地面を直に歩き、見ることから生まれる。思いもしなかったことに疑問を持ったり、自分が知らなかったことを学ぶことになるのだ。
読者のみなさんが旅によって啓発され、人生をよりよい方向に変えていくことを祈る。今よりも成功し、幸せになるのだ。人生は短い。だからこそ、力強く遠くへと旅立とう。成功への第一歩を歩み始めてほしい。

どこか世界の街角で会おう。

ジム・ロジャース

冒険投資化ジム・ロジャース
世界バイク紀行

ついでに小澤征爾さんが体調を崩したというニュースを聞いて思い出した。彼の著書の冒頭を。

「まったく知らなかったものを知る、見る、ということは、実に妙な感じがするもので、僕はそのたびにシリと背中の間の所がゾクゾクしちまう。」

この文章が非常にしっくりと来て好きだ。

February 02, 2006

体が唯一のメディアさ

俺にとっては体が唯一のメディアさ。
俺にとってはこの俺がメディアなのさ。

何かを表現する時に、絵、写真、歌、詩、本などいろいろある。
これらは、自らの考えとか思いを他のものにのせている。
自分がいなくても基本的には伝わる。
自分の思いが製作物に乗り移っているからだ。
だから、たくさんの人に知ってもらえる、触れてもらえる。
いいことだ。
形にすると、分かりやすくなる。
シンボリックで注目も浴びる。
メディアにも載りやすい。


しかし、自分しかないのだ。
本当に俺をあらわすものは。
特にワクワクスイッチの入ったときの俺。

嘘発見器

嘘発見器って、自分が嘘と認識していないといけないんですよね?たぶん。

何か質問されて、自分が嘘と思って嘘をつくから動揺して、その結果汗かなんかで計測される。

自分が、何か問題とか起こしても心のそこから気づいていなくて、嘘と認識してなかったら「嘘」とでないって事ですよね。

嘘発見器ってそういうもんなんですよね?

アイスランド

人口30万人ぐらいらしいが、地熱とか水力とか風力とかすべて自然エネルギーでまかなっているらしい。驚き。もうちょっと調査してみたい対象だ。


でも、物価が高いようだ。金を持ったら遊びに行きたいところだな。
自然も豊かだし。

北欧ではサーモンとパンを食えば安くすむと教えられたことがあったなぁ。
懐かしい。

広川泰士 As time is -齢-

広川泰士さんの写真を知ったのはつい最近だったと思う、雑誌ニュートラルのブログで。

As time is -齢-というタイトルの写真展がGALLERY 21  ギャラリー・ヴァンテアン ホテル グランパシフィック メリディアン 3F  でやっていたので行って来た。

惑星の音が一番すきなのだが、TIMESCAPESも気に入っていたので、その展示があるということで行って来た。

誰もいない。すばらしい。落ち着いて見れる。
やっぱり、TIMESCAPESはよかった。モンゴル、ナミビア、青森、ユタ州などで撮った写真。
レンズを開きっぱなしにして撮っているので、星の動きが見れる。
そこに何か自然の時間を感じる。


関連エントリー
http://www.teratown.com/blog/archives/002073.html

科学未来館

科学未来館へはずっと行きたいと思っていた。
先日やっと、行った。平日に行ったのでとてもすいていたのが良かった。

学芸員と言うのか、知らないがスタッフの人といろいろ話していたら、蛍の光が流れ出していた。
平日にこういったところに行くと、いつも蛍の光を聞いている気がする。
ネタっぽいことを教えてくれた。
赤外線の機器一式で600万とか。
すごい指向性スピーカーの微妙な位置の設置に1日かけたとか。

体験できるってのはやっぱり重要だなと感じた。
ただ、見るだけでは分からないものが分かる気がする。
まあ、身近に感じるし、なんかワクワクするものだ。

科学とは離れた生活をしているので、たまにこういったところを定期的に訪れたい。
知的欲求をくすぐってくれて非常に面白い。

深海、宇宙、バイオ、脳、ナノ、バーチャルリアリティ、ロボット、医療、コンピューター、ジェットエンジンなど幅広いのもすばらしい。まあ、赤字っぽいが。

February 01, 2006

自我を捨商品にとって何がベストか

NHK プロフェッショナル
佐藤可士和 アートディレクター


デザイナーとは:問診をして、課題を顕在化

広告は基本的に見てもらえないもの、関心のない人のバリアを破ってみてもらうのは難しい。

雑談はしない。

物の本質の魅力を表出かさせるデザイン

日常の中でどう見えるか。
実際に使う状況で試してみる

数日寝かせて、また考える

考えたプロセスを説明するために、試作品を見せて説明する。
そして、最後にどれがベストかをはっきり示す。

アイディアはすぐには書かない
実際に書いてしまうと、ビジュアルに影響されすぎてしまうので
あるていど、脳でイメージできるまでメモしない
対象物の中に答えがある。アイディアは対象物の中にある。
突然、アイディアは生まれるものではない

自我を捨てる。商品にとって何がベストか。
自分がどうこうってのはどうでもいい。

際立たないといけない

カッコウつけてかっこ悪い


コレだっと思う瞬間が多い人生。
そしてワクワクしている。

コンセプトを磨かないと物が売れない

ちょっとした思い一つで仕事は面白くも、つまらなくなる

潔いものが作りたい

ハードルの高いところを超えられる人