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December 13, 2005

自然をしらないということは

ふたご座流星群のピークだった。家に帰るとき夜空を見ながら歩いていた。
すると、家の近くで仕事帰りのサラリーマン風の人とすれ違う。
彼はポータブルゲーム(PSP)と熱心に向かい合っていた。

そんな時、ふと思った。

自然を知らない、自然を肌で感じていないということは、
自分でコントロールできないものがあると知らないこと。なんだろうなぁって。

流れ星なんて、いつ流れるか分からない。ただその時が来るのを待つだけ。
自然にすべてをゆだねている。自分ではどうしようもない。
ただ空を見上げることしか出来ないのだから。

でも、ゲームはボタンを押せばその通りに動く。自分の意思ですべてコントロールできる世界だ。
自然の世界と人口の世界の違いはその違いなんだろう。

どちらを好むかは個人の自由であろう。

ゲームにしても電化製品も自分であやつれる。
そういうものが増えてきている気がする。それが知識をつけた、社会の仕組みを知った社会ということなんだろうから。自分の意思で動いたほうがラクなのかもしれない。

でも、すべてを自分の意思でコントロールできるはずがない。
自分ではどうしようもないことが世界にはたくさん転がっている。

夜道を歩きながらそんなことを思った。

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